SCORについて

SCORについて

CCNグループの黒坂です。

かれこれ10年ほど、バリューチェーンプロセス協議会(以下、VCPCと略します)の理事を務めてまして、今日はSCORに関するお話しをしたいと思います。

SCORはSupply Chain Operations Reference modelの略で、サプライチェーン、具体的に言うと、計画、調達、生産、受注出荷、返品とイーブルプロセス(共通支援業)に関するレベル3相当のプロセス参照モデルです。要は、ビジネスプロセスを見直す際の、仮説として利用できるコンテンツといったところです。

もともとは、サプライチェーンカウンシルが主幹で、日本でも1990年代に、VCPC前身組織のサプライチェーンカウンシル日本支部が取り扱ってました(今でもVCPCはテーマアップしています)。現在では、ASCMが主幹になっていて、バーションは12まだ進化しています。1000ページを超える膨大は資料で読み物ではないですが、必要に応じて、リファレンスしていく利用方法が望ましい資料です。

何といってもSCORの利用の最大メリットは、グルーバル標準でビジネスプロセスが定義でき、さらにワールドワイドの共通言語のSCORで業務改革について、コミュニケーションができる点です。こういった先人の知恵を利用していくことが、今の時代は何より大事だと思うのですが、なぜか、いまだに業務改革の際には、経験至上主義の属人的なスキルが偏重される傾向が強いように感じます。

ご興味のある方は、VCPCでネット検索してみて下さい。