【ビジネスアナリシス方法論 GUTSY-4®】GUTSY-4®の概要

私は、シーシエヌグループの梅川と申します。
このたび、シーシーエヌグループは、国内唯一のビジネスアナリシス方法論、GUTSY-4をひろめるために無料の教材を開発しました。
このビデオで、GUTSY-4の概要をご説明し、開発した教材をご紹介いたします。

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【ビジネスアナリシス方法論 GUTSY-4®】GUTSY-4®の概要

まず、はじめに、弊社シーシーエヌグループを紹介いたします。
本社が東京神田にあるIT業界の会社です。
ERPパッケージの『SAP』を柱としたビジネスを展開し成長してきました。
最近では、IOT分野のソリューションである、みまもという製品を、開発・販売するなどの事業の多角化を進めています。
この多角化の中で、ビジネスアナリシス方法論である、GUTSY-4を活用したプロセス改善コンサルティングビジネスも開始しています。
このGUTSY-4は、プロセスデザインエンジニアリング社の社長である渡辺和宣先生が開発したビジネスアナリシスの方法論です。
弊社の社長が、渡邊先生と同窓の学友であったことから、弊社はGUTSY-4を活用したビジネスをするパートナーとして認定いいただいています。
それでは、以降のビデオで、GUTSY-4の概要ををご説明いします。

まず、はじめにGUTSY-4の誕生の背景をご説明します。
ビジネスアナリシス分野は、2000年代に入ってから普及し始めました。
しかし、ビジネスアナリシスの歴史は、2000年以前からありました。
1980年代、販売管理や生産管理などの業務用ソフトウェアの開発の流れが押し寄せました。
同時にトラブルプロジェクトも多発しました。
プロジェクトの失敗の多くは、技術的な問題ではなく、「ユーザーからの情報が不足」「要求仕様が不完全」「要求や仕様が変化」といった業務側からの要求に関するものでした。
このような研究結果もあり要求分析はソフトウェア開発を成功させるうえで大きな注目を集めるようになりました。
企業が開発する業務用ソフトウェアにおいて「要求を明確にする」ことは、その企業の業務現状況の把握とあるべき姿を描くことに直結します。
2000年代に企業の業務分析を担う活動として要求分析は、「ビジネスアナリシス」として発展しました。
そういった背景の中で、中国を訪問し自動アプリケーション生成ツールを見せられた渡辺先生は、将来的に日本のIT技術者によるアプリケーションの開発ビジネスが縮小していくことを予感しました。
日本のIT技術者は、生き残るために超上流やビジネスアナリシスへシフトするしかないと予想しました。
そうしたことから、2005年から取り組んでいたビジネスアナリシスの研究を発展させて、本格的にGUTSY-4の開発を開始しました。
その後10年間、開発を継続し、国内唯一のビジネスアナリシス方法論、GUTSY-4として業界で一目置かれる地位を確立しています。

2項めとして、GUTSY-4のコンセプトを説明します。
ビジネスアナリシスの分野でお馴染みのIIBA発行のビジネスアナリシス知識体系ガイド(ばぼっく)ばーじょんスリーでは、その定義に関し、
ニーズを定義し、ステークホルダーに価値を提供するソリューションを推奨することにより、エンタープライズにチェンジを引き起こすことを可能にする専門活動、としています。
また、PMIが発行する実務者のためのビジネスアナリシス:実務ガイドでは、その定義に関して、
ビジネス・ニーズを特定して、実行可能なソリューションを明示し、このためのステークホルダの要求事項を引出し、文書化し、マネジメントする一連の活動、としています。
いずれも知識体系としてまとめられたものです。
すなわち、組織がプロセス資産として、WBS・アクティビティ・技法・ツール・成果物を持っていることを前提としています。
一方、GUTSY-4は、具体的なWBS・アクティビティ・技法・ツール・成果物例を示した国内唯一のビジネスアナリシス方法論です。
GUTSY-4があれば、 ばぼっく・ピーエムぼっくも実務で利用できるようになります。
従って、事業戦略の策定から実現まで、これに直面する課題を解決すること、これがGUTSY-4の定義になります。

3項めとして、GUTSY-4の概要を説明します。
ビジネスモデル・ビジネスプロセスモデル・IT要求モデル・ITモデルという4つのモデルにより、戦略からITまでを整合させています。
各モデルの詳細さ「りゅうど」を厳密に規定することで、「整合性の確保」を具体化してます。
4つのモデルが整合性を持って連携することで、事業戦略を最終的にビジネスプロセスとITに落し込むことができます。
4つのモデルのりゅうどは、プロセス階層レベルで整合させています。
プロセス階層レベルは、業務機能やプロセスの詳細さ(りゅうど)であり、地図の縮尺のようなものです。
レベル0(企業全体)、レベル1(経営機能)、レベル2(業務機能)、レベル3(プロセス上位)、レベルよん(プロセス中位)、レベル5(プロセス下位)、レベル6(トランザクション機能)へと段々、詳細になっていくプロセス階層レベルの概念です。

4項めとして、GUTSY-4の特長を説明します。
まず、GUTSY-4の目指すものは個人の属人的能力に依存しないエンジニアリング手法であるということに関し、プロセス階層レベルに沿って戦略とプロセス・ITを整合させています。
業務知識は業務参照モデルでカバーさせています。
若年SEでも実施できるようなWBSやアクティビティを持っています。
次に、エンジニアリング方法論GUTSY-4で実現できることに関し、トップダウンとボトムアップを融合できます。
ビジネスプロセスからIT要求を漏れの無い引き出しができます。
非定型の意思決定業務も含めてIT化が可能です。
ビジネスモデル(戦略)をプロセス・ルールおよびITシステムに落とし込めます。
ビジネスアナリシスをファシリテーション中心にできます。
さらに、ビジネスアナリシスにおける品質と効率に関し、利用者が自然にフレームワーク思考をできるようになっています。
WBSに付属した技法ツール類を使い、個人の属人的能力に依存しないエンジニアリング的な方法で進めていくことができます。
最後に、技法・ツール・事例に関し、説明・REF・技法・ツール・事例等の一覧で全体を把握できます。
一般的概念・用語の一覧を持っています。6つの事例も内蔵しています。

5項めとして、GUTSY-4の効果を説明します。
いずれも、事例によって証明されたGUTSY-4の効果です。
ビジネスに対する効果として、階層化アプローチにより、事業戦略をビジネスモデルとビジネスプロセスに落とし込めます。
ビジネスプロセスを階層的に「見える化」でき、組織をプロセス志向に変革できます。
重要な意思決定プロセスにおけるノウハウ(暗黙知)を形式知化し、プラクティスとして「見える化」して共有できます。
ビジネスプロセス、組織・人、ITとの三位一体の改革ができます。
ITに対する効果として、階層化アプローチによって、経営面からのビジネス要求を必ずITに反映できます。
IT導入・開発の費用を大幅に圧縮できます。
意思決定系業務へIT適用を拡大、いわゆる「攻めのIT活用」ができます。
プロセス、組織・人との三位一体の改革によって、IT投資効果を大きく向上できます。

6項めとして、4つのモデルのサブモデルを定義する5つのフェーズを説明します。
組織階層に対応した7層からなるプロセス階層レベルを、ビジネスモデル、ビジネスプロセスモデル、IT要求モデル、ITモデルという4つのモデルへ構造化しています。
さらに、4つのモデルは、それぞれサブモデルへ要素分解と詳細化をしています。
そして、要素分解と詳細化したサブモデルを、プロダクトライフサイクルに沿った5つのフェーズで参照します。
それぞれのフェーズは、作業項目とアクティビティ、アウトプットを定義しています。
サブモデルを参照して、フェーズの活動を進めることになります。
以上の1項から6項で、GUTSY-4の概要をご説明しました。

おわりに、5つのフェーズを説明する教材をオンライン化を紹介します。
このように、弊社は、GUTSY-4の5つのフェーズの内、フェーズⅠ、Ⅱ、Ⅲを解説したオンライン教材(無料)を開発し公開しました。
進め方(WBS、アクティビティとアウトプット)を中心にして説明しています。
GUTSY-4を導入すると、教材で説明した内容だけでなく、各種の技法、ツールや各種コンセプトを知ることができます。
さらに、業務参照モデルを活用すれば、生産性と品質を上げることができます。

弊社は、GUTSY-4のコンテンツを活用したビジネスを展開しています。
現在は、企業のデジタル化が求められています。
GUTSY-4を活用してデジタル化を推進したいとお考えがありましたら弊社をご用命いただき、貴社デジタル化を共創いたします。